XM Tradingの「ゼロ口座」におけるドル円(USD/JPY)のスプレッドを実測し、時間帯別の傾向を分析しました。
本記事では、最もコストが低い取引時間帯と避けるべき時間帯を、実測データに基づいて明らかにします。
この記事でわかること
ゼロ口座は他の口座タイプと異なる特徴があるため、事前に理解しておく必要があります。
ゼロ口座の3つの注意点
- 取引手数料
往復10ドル/ロット(約1.5 pips相当のコストが別途発生 ※1ドル=150円換算) - 最大レバレッジ500倍
スタンダード/KIWAMI極口座(1000倍)の半分 - ボーナス制限
入金ボーナス・XMポイントは対象外(※口座開設ボーナスは受取可)
注意点を踏まえたうえで、「自分のトレードスタイルに合う口座か?」どうかを判断するには、他口座の実測データも参考にしてください。
口座タイプ別にドル円の実質コストまで比較したい方は、XM口座タイプ別ドル円スプレッド徹底比較(実測)もどうぞ。
※このページではゼロ口座のドル円(USD/JPY)スプレッドと最適な取引時間帯を解説しています。
XM ゼロ口座のドル円スプレッドが最も狭かった時間帯
XM ゼロ口座のドル円で平均スプレッドが最も狭かったのは、NY時間(日本時間21時〜翌6時)で、平均値は0.17 pipsでした。
ポイント
- 1時間単位で見ると、深夜1時〜2時台が平均0.15 pips前後と最も低い水準
- 瞬間的な最小スプレッドは0.00 pips(全時間帯で観測)
- 取引手数料1.5 pipsを加えた実質コストは約1.67 pips(※1ドル=150円換算)
深夜1時〜2時台はNY市場の後半にあたり、ロンドン市場クローズ後で急激な値動きが落ち着く時間帯です。
流動性は依然として確保されているため、スプレッドが狭く安定しやすい傾向があります。
ゼロ口座でも「新規口座開設ボーナス(取引ボーナス)」を受け取って取引を始められます。
XM ゼロ口座のドル円スプレッドが最も広がった時間帯
XM ゼロ口座のドル円でスプレッドが最も広がったのは、日本時間6時〜8時台の早朝時間帯でした。
ポイント
- 早朝時間帯の平均スプレッドは1.25 pips、最大は20.50 pips
- 特に7時台は平均3.82 pips、最大20.50 pipsと異常な拡大
- 取引手数料込みの実質コストは2.75 pipsと跳ね上がる(※1ドル=150円換算)
この時間帯は主要市場の参加者が少なく、流動性が著しく低下します。
加えて、FX業者がスワップポイントを付与する「ロールオーバー」の時間帯とも重なるため、スプレッドが一時的に不安定になりやすい状況です。
7時台の取引は絶対に避けるべきでしょう。
XM ゼロ口座のドル円スプレッド実測データ
主要市場の時間帯別に、スプレッドを計測した結果は以下の通りです。
| 時間帯(日本時間) | 最小(pips) | 最大(pips) | 平均(pips) | 実質コスト(+手数料1.5※) |
| 09:00〜16:59(東京時間) | 0 | 1 | 0.21 | 1.71 |
| 17:00〜翌01:59(ロンドン時間) | 0 | 6.2 | 0.18 | 1.68 |
| 21:00〜翌05:59(NY時間) | 0 | 6.2 | 0.17 | 1.67 |
| 06:00〜08:59(早朝) | 0 | 20.5 | 1.25 | 2.75 |
※取引手数料は1ドル=150円換算で約1.5 pips相当。為替レートにより変動します。
早朝(06:00〜08:59)は平均1.25 pipsと、他の時間帯と比べて明らかにコストが高くなっています。
特に7時台は曜日によって平均2.9〜5.4 pipsと異常な拡大を示しており、表内の最大値20.50 pipsも金曜7時台に記録されたものです。
XM ゼロ口座のドル円スプレッド 曜日×時間帯別一覧
XM ゼロ口座のドル円について、曜日×時間帯(1時間ごと)の平均スプレッドをヒートマップで可視化すると、「取引すべき時間帯」と「避けるべき時間帯」が一目で分かります。
曜日×時間帯ヒートマップ

ヒートマップの見方
- 縦軸:時間帯(日本時間・HOUR_JST)
- 横軸:曜日(月〜土)
- 色:青いほどスプレッドが狭い(有利)/赤いほど広い(不利)
- 数字はその枠(曜日×時間)の平均スプレッド(pips)
避けるべきは7時台(特に月・金)
避けるべき時間帯は、7時台(特に月曜・金曜)です。
ヒートマップを見ると、7時台は全曜日で真っ赤になっており、平均スプレッドが異常に拡大していることが一目で分かります。
ポイント
- 7時台:金曜5.43 pips、月曜4.58 pipsと最大級
- 8時台:0.49〜0.80 pips台とまだ高め
- 6時台:0.43〜0.68 pips台とやや広がりやすい
通常の時間帯(0.1〜0.2 pips台)と比べると、7時台は明らかにコスト増となる時間帯です。
8時台以降も落ち着くまでには少し時間がかかるため、早朝帯は全体的に不利な時間帯となる傾向があります。
曜日別の狙い目時間帯
| 曜日 | 狙い目時間帯(JST) | 理由 |
| 月 | 12:00〜16:00(特に13時台) | 0.09〜0.14付近が多く、最も安定。7〜8時は危険。 |
| 火 | 1:00〜3:00 / 12:00〜17:00 | 深夜〜日中が比較的落ち着く。7〜8時は危険。 |
| 水 | 2:00〜5:00 / 14:00前後 | 深夜帯と昼の一部が落ち着きやすい。7〜8時は危険。 |
| 木 | 3:00〜5:00 / 17:00〜21:00 | 深夜帯と夕方が安定。7〜8時は危険。 |
| 金 | 21:00〜翌1:00(特に23時台) | 約0.12〜0.15 pipsが出ていて比較的良い。7時台は最悪。 |
| 土 | 0:00〜5:00(※ただし注意点あり) | 土は”クローズ前の時間帯”なので、6時に向かうほど不利(6時台が悪化)。 |
※土曜日は市場クローズ前のため、全体的に流動性が低下します。スプレッドは比較的狭く見えますが、約定力の低下や価格変動リスクがあるため、積極的な取引は推奨しません。
XMゼロ口座ドル円スプレッドの安定性分析(曜日別平均)
XMゼロ口座のドル円スプレッドが「どれくらい安定しているか」を見るために、1時間ごとの平均スプレッドを曜日別に可視化しました。
普段は0.1〜0.2 pips台で推移しやすい一方、早朝にコストが跳ね上がるのが注意点です。
「最大値・最小値」を含めたグラフで見た異常な時間帯

上のグラフ(全時間帯を含む)だと、7時台の最大値が突出して大きいため、他の時間帯の違いが潰れて見えます。
最大値が発生した6〜8時台を含めると、平均的なスプレッド帯から大きく乖離するので、異常な時間帯を除外した上でスプレッド傾向を把握する必要があります。
6〜8時台を除外したグラフで通常時の安定性を評価

6〜8時台を除外すると、曜日ごとのラインがかなり近いところに重なって推移しているのが分かります。
各ラインの意味と値は以下の通りです。
| 項目 | 意味 | グラフの値 |
| 黒い横線(Median) | データの中央値で基準となる水準 | 0.20 pips |
| グレーの帯(安定レンジ) | スプレッドデータの80%が収まっている範囲 | おおよそ 0.14〜0.24 pips の間に集中 |
| 最小値のライン(Min) | 期間中に記録した1時間平均データの最も狭いスプレッド | 0.09 pips |
| 最大値のライン(Max) | 観測期間中に記録した最も広いスプレッド | 0.29 pips |
「中央値(Median)」は、データを小さい順に並べたとき真ん中に来る値で、極端な値の影響を受けにくく、「ふだんどれくらいのスプレッドで約定しているか」を把握しやすい指標です。
また、全体の80%以上がわずか0.10 pipsの範囲に収まっており、最小値と最大値の差も約0.20 pipsと非常に小さく、高い安定性が確認できます。
安定性が示す「約定力の高さ」と「実質コスト」
今回の実測データで確認された「スプレッドの安定性」は、そのまま約定のしやすさにもつながります。
また、ゼロ口座では「リクオート(価格の再提示)なし」の約定ポリシーを採用しているため、注文がスムーズに通りやすい環境も提供しています。
スプレッドや取引環境が安定していれば、想定通りのコストで取引しやすくなるため、実質コストの把握が容易です。
実質コストの計算例
- ドル円1ロット(10万通貨)取引時
- スプレッド:0.17 pips(NY時間平均)
- 取引手数料:約1.5 pips相当(往復10ドル ※1ドル=150円換算)
- 実質コスト:約1.67 pips
コストが事前に把握できれば、必要な利幅の目安も立てやすくなります。
スプレッドデータの計測方法
XM ゼロ口座のドル円スプレッド計測方法は以下の通りです。
計測方法
- 口座: XM Trading「ゼロ」口座(リアル口座)
- プラットフォーム: MT5 (MetaTrader 5)
- 取得方法: ティックデータからスプレッドを記録
- 処理: 1時間ごとの平均値を算出し比較
- 時間軸: すべて日本時間(JST)に統一
- 計測期間: 2025年11月3日〜11月7日(約57万件のティックデータ)
- 本計測期間は冬時間(通常時間)に該当(XMサーバーは冬時間GMT+2)
XM ゼロ口座の特徴と実質コストの考え方
ゼロ口座は、XMの口座タイプの中で最もスプレッドが狭い口座です。
ただし、スプレッドが狭い代わりに取引手数料が発生し、レバレッジやボーナスにも制限がある点に注意しなければなりません。
ここでは、ゼロ口座を正しく使うための前提知識を整理します。
取引手数料の仕組み(往復10ドル=1.5 pips相当)
ゼロ口座では、スプレッドとは別に1ロットあたり往復10ドルの取引手数料が発生します。
この手数料をpipsに換算すると約1.5 pipsに相当するため、実質的な取引コストはスプレッドに1.5 pipsを加えた値になります。
| 項目 | 内容 |
| 取引手数料 | 往復10ドル/ロット(片道5ドル) |
| pips換算 | 約1.5 pips相当 |
| 課金タイミング | MT4:エントリー時に往復分が差し引かれる / MT5:エントリー時と決済時にそれぞれ差し引かれる |
実質コストの計算方法(スプレッド+手数料1.5 pips)
ゼロ口座の取引コストを正しく理解するには、スプレッド+手数料で計算する必要があります。
計算例(ドル円1ロット取引)
- NY時間の平均スプレッド:0.17 pips
- 取引手数料:1.5 pips相当(※1ドル=150円換算)
- 実質コスト:1.67 pips
最大レバレッジ500倍の影響(必要証拠金が2倍)
ゼロ口座の最大レバレッジは500倍で、他の口座タイプ(1000倍)の半分です。
これは同じポジションを持つ場合、ゼロ口座では必要証拠金が2倍になることを意味します。
必要証拠金の計算例(ドル円1ロット、1ドル=150円の場合)
| 口座タイプ | 最大レバレッジ | 必要証拠金 |
| スタンダード/KIWAMI極口座 | 1000倍 | 15,000円 |
| ゼロ口座 | 500倍 | 30,000円 |
資金効率を最大化したい場合は、この証拠金の違いを考慮する必要があります。
実際に自分の口座で設定レバレッジを確認する方法は、こちらで図解しています(→スマホ/PCの確認・変更手順)。
ボーナス対象外(口座開設ボーナスのみ適用)
ゼロ口座は、入金ボーナスとXMポイントプログラムの対象外です。
| ボーナス種類 | ゼロ口座 | スタンダード口座 |
| 口座開設ボーナス(※時期によって変動) | ⭕ | ⭕ |
| 入金ボーナス(100%+20%) | ❌ | ⭕ |
| XMポイント(ロイヤルティプログラム) | ❌ | ⭕ |
ボーナスを活用した資金効率の向上を重視する場合は、スタンダード口座やマイクロ口座の方が適しています。
リクオートなしの約定ポリシー
ゼロ口座は「リクオートなし」の約定ポリシーを採用しています。
リクオートとは、注文時に提示された価格で約定できず、別の価格を再提示されることです。
ゼロ口座ではこのリクオートが発生しにくいため、注文が通りやすく、狙ったタイミングで約定しやすいのが特徴です。
リクオートなしのメリット
- 注文が拒否されにくい
- 注文がスムーズに通りやすい
- スキャルピングなど短期売買に適している
XM ゼロ口座のトレードスタイル別の活用法
XM ゼロ口座のドル円スプレッドは、時間帯や曜日によってスプレッドの安定性が変わります。
ここでは、ゼロ口座がどのようなトレーダーに向いているのか、その強みを活かした活用法を整理していきます。
ゼロ口座が向いているトレーダー
- 狭いスプレッドでスキャルピングしたい人
- スワップポイントを狙いたい人
狭いスプレッドでスキャルピングしたい人
ゼロ口座の最大の強みは、XMの口座タイプの中で最もスプレッドが狭いことです。
スキャルピングでは、数秒〜数分の短時間で小さな利益を積み重ねるため、スプレッドの狭さと約定力が重要になります。
ゼロ口座は平均0.1〜0.2 pipsの狭いスプレッドに加え、リクオートなしの約定ポリシーを備えているため、スキャルピングに適した環境です。
推奨時間帯
- 深夜1時〜4時台(平均0.14〜0.17 pips、実質コスト約1.65 pips)
- NY時間(21時〜翌5時)が全体的に安定
スワップポイントを狙いたい人
高金利通貨でスワップ収益を狙いたい場合、ゼロ口座は有力な選択肢です。
KIWAMI極口座はスワップフリーのため、プラススワップも受け取れません。
一方、ゼロ口座はスワップポイントが発生するため、高金利通貨の長期保有でスワップ収益を狙えます。
さらに、スタンダード口座よりもスプレッドが狭いため、ポジションを建てる際のコストを抑えながらスワップ収益を追求できます。
ただし、最大レバレッジが500倍に制限されるため、必要証拠金が多くなる点には注意が必要です。
7時台のリスク
どのトレードスタイルであっても、明確に避けるべきは早朝6時〜8時台です。
特に7時台は以下の理由から、絶対に取引すべきではありません。
7時台のリスク
- 意図した価格で約定しない可能性が非常に高い
- 平均スプレッドが2.9〜5.4 pipsと異常に拡大
- 最大スプレッドは20.50 pipsに達することも
- 取引コストの負担が最大化(実質コスト4.4〜6.9 pips)
- 流動性の低下によりスリッページが発生しやすい
XM ゼロ口座のFAQ(よくある質問)
ゼロ口座の取引手数料はいくら?計算方法は?
ゼロ口座の取引手数料は、1ロット(10万通貨)あたり往復10ドルです。
pipsに換算すると約1.5 pips相当(※1ドル=150円換算)のため、実質コストは「表示スプレッド+1.5 pips」で計算します。
| 取引量 | 取引手数料(往復) |
| 0.1ロット | 1ドル |
| 0.5ロット | 5ドル |
| 1.0ロット | 10ドル |
| 2.0ロット | 20ドル |
ゼロ口座で入金ボーナスはもらえる?
いいえ、ゼロ口座は入金ボーナスの対象外です。
ゼロ口座で受け取れるボーナスは、口座開設ボーナスのみです。
入金ボーナス(100%+20%)やXMポイントプログラムは適用されません。
ボーナスを活用したい場合は、スタンダード口座やマイクロ口座を検討してください。
どの口座が合うか迷うなら、XMの全口座のドル円実測データを比較した記事も参考になります。
ゼロ口座はどんな人におすすめ?
ゼロ口座は以下のようなトレーダーにおすすめです。
ゼロ口座がおすすめの人
- 狭いスプレッドでスキャルピングしたいトレーダー
- 狭いスプレッドでスワップポイントを狙いたい人
- 約定力を重視する高頻度取引者
ゼロ口座が向いていない人
- 入金ボーナスを活用したい人
- 最大レバレッジ1000倍で取引したい人
- 仮想通貨やCFD銘柄を取引したい人
時間帯以外にスプレッドに影響する要素は?
時間帯以外でスプレッドに大きく影響するのは、市場の「流動性」と「ボラティリティ」です。
流動性とボラティリティ
- 重要な経済指標の発表時(ボラティリティ要因):米国の雇用統計など注目度の高い指標の発表前後は、注文が一方向に集中し価格が飛びやすくなるため、数秒〜数十秒のあいだスプレッドが急拡大しやすくなります。
- 主要市場の休場日(流動性要因):クリスマスや元旦、特定の国の祝日は、市場参加者が減少し流動性が低下するためスプレッドが広がりやすくなります。
どの時間帯に取引すればコストを抑えられる?
本記事の実測データから、以下の時間帯がコストを抑えた取引に最適です。
狙い目の時間帯
- 深夜1時〜2時(平均0.15 pips、実質コスト1.65 pips):最もスプレッドが狭く安定
- NY時間21時〜翌5時(平均0.17 pips、実質コスト1.67 pips):全体的に安定
避けるべき時間帯
- 早朝6時〜8時台:特に7時台は平均2.9〜5.4 pips、最大20.50 pipsと異常に拡大
取引時間帯を選ぶだけで、スプレッドコストを大幅に抑えることができます。
まとめ: XM ゼロ口座は「狭いスプレッド」と「時間帯選択」がカギ
XMのゼロ口座を賢く活用するには、取引時間帯の選択とゼロ口座の特徴を理解することが重要です。
本記事の実測データから明らかになった重要なポイントは以下の通りです。
スプレッドの傾向
- 最も安定して狭い「ゴールデンタイム」は深夜1時〜2時(平均0.15 pips、実質コスト1.65 pips)
- 早朝6時〜8時台は平均1.25 pips、最大20.50 pipsとコストが跳ね上がるため取引を避けるべき
- 早朝を除けば80%以上の時間帯で0.14〜0.24 pipsの安定したスプレッド
ゼロ口座を選ぶべき人
- 狭いスプレッドでスキャルピングしたいトレーダー
- 狭いスプレッドでスワップポイントを狙いたい人
ゼロ口座の注意点
- 取引手数料(往復10ドル=約1.5 pips ※150円換算)がスプレッドとは別に発生
- 最大レバレッジ500倍(他口座の半分、必要証拠金が2倍)
- 入金ボーナス・XMポイントは対象外(※口座開設ボーナスは受取可)
ゼロ口座は表面上のスプレッドこそ0.1〜0.2 pipsと非常に狭いですが、取引手数料を加えた実質コストで判断することが重要です。
時間帯を選び、ゼロ口座の特徴を活かすことで、コストを抑えたトレードが可能になります。


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