XM ゼロ口座の使い方|ゴールドの実測スプレッドと短期売買に向かない理由

XMのゼロ口座がゴールドの短期取引に向かない理由 XMTrading

XMのゼロ口座は「スプレッドが最も狭い口座」として知られていますが、ゴールド(XAUUSD)取引においては必ずしも最良の選択とは言えません。

なぜなら、価格水準が高いゴールドでは手数料負担が大きくなるからです。

本記事では、ゼロ口座のゴールドスプレッドを実測データから分析し、「なぜ短期売買に向かないのか」を数値で明らかにします。

その上で、それでもゼロ口座でゴールドを取引する場合の最適な時間帯と、トレードスタイル別の活用法を整理します。

また、ゼロ口座は他の口座タイプと異なる特徴があるため、事前に理解しておく必要があります。

ゼロ口座の3つの注意点

  • 取引手数料
    取引額10万ドルあたり往復10ドル
  • 最大レバレッジ500倍
    スタンダード/KIWAMI極口座(1000倍)の半分
  • ボーナス制限
    入金ボーナス・XMポイントは対象外(※口座開設ボーナスは受取可)

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ゼロ口座はゴールドの短期売買には向かない

結論から言うと、XMのゼロ口座はゴールドの短期売買(スキャルピング・デイトレード)には向いていません。

スプレッドは確かに狭いのですが、手数料を含めた「スプレッド+往復手数料」で見ると割高になりやすいからです。

スプレッドと手数料を合わせた実質コストは、以下のようになります。

実質コスト(目安)

  • 全体平均ベース:1.5pips + 4.0pips = 約5.5pips
  • NY時間帯ベース:1.28pips + 4.0pips = 約5.3pips

つまり、ゼロ口座の実質コスト(約5.3〜5.5pips)は、KIWAMI極口座(約2.0pips)の2倍以上になりやすい計算です。

※ゴールドを低コストで取引したい方は、手数料無料のKIWAMI極口座の実測データも参考にしてください。

「スプレッドが狭い=コストが安い」という思い込みでゼロ口座を選ぶと、実は割高な取引になる点に注意が必要です。

ゼロ口座のゴールド実測スプレッド

  • 全体平均:約 1.5pips
  • NY時間帯:約 1.28pips(比較的狭い)

現在のゴールド価格の手数料目安は、以下の通りです。

手数料の目安(ゴールド価格4,000ドルの場合)

  • 1ロット=100オンス
  • 取引額:4,000ドル × 100オンス = 40万ドル
  • 往復手数料:約40ドル(目安)
  • pips換算:約4.0pips相当(目安)

数pips狙いのスキャルでは期待値が合わない

スキャルピングで5〜10pipsの利益を狙う場合を考えてみましょう。

10pips狙いの例

  • 利益:10pips
  • 実質コスト:5.5pips
  • 手元に残る:4.5pips

さらに、勝率60%・リスクリワード1:1(利確10pips/損切り10pips)を仮定すると、コストを除いた期待値は約+2pips/回です。

しかしここからコスト 約5.5pips/回を引くと、期待値はマイナスになってしまいます。

ゼロ口座でゴールド短期売買を成立させるには、少なくとも 30pips以上の値幅を狙うなど、戦略側で期待値を押し上げる工夫が必要になります。

それでもゼロ口座でゴールドを取引するなら|実測スプレッド分析

ここまでゼロ口座がゴールド短期売買に向かない理由を説明してきましたが、「それでもゼロ口座で取引したい」という方のために、実測データから最適な取引時間帯を分析します。

最もスプレッドが狭い時間帯と特徴

ゼロ口座のゴールドスプレッドが最も狭くなるのはNY時間(21:00〜翌5:59)です。

この時間帯の平均スプレッドは約1.28pipsで、全体平均の1.49pipsより約14%低い水準です。

特にロンドンとNYが重なる21:00〜翌2:00頃は、流動性が最も高くスプレッドが安定します。

22時台の平均スプレッドは1.32pips、変動幅も小さく約定も安定しやすい時間帯です。

時間帯別スプレッド一覧

時間帯(日本時間)最小最大平均
09:00〜16:59(東京時間)1.202.711.49
17:00〜翌01:59(ロンドン時間)1.202.341.35
21:00〜翌05:59(NY時間)1.201.761.28
06:00〜08:59(早朝)1.206.032.56

最もスプレッドが広がる時間帯

早朝時間帯(6:00〜8:59)は、スプレッドが最も広がりやすい時間帯です。

平均スプレッドは2.56pipsで、全体平均の約1.7倍に達します。

特に8時台は要注意で、最大6.03pipsまでスプレッドが拡大した記録があり、通常時の約5倍の水準です。

早朝にスプレッドが広がる理由は、欧米市場がクローズしている時間帯で市場参加者が少なく、さらにメンテナンス明けで流動性が回復していないためです。

ゼロ口座に限らず、早朝のゴールド取引は原則として避けるべきです。

曜日×時間帯別スプレッド傾向

下のヒートマップは、曜日×時間帯ごとの平均スプレッドを色で可視化したものです。

配色の意味

  • 青:スプレッドが狭い
  • 黄色:中間
  • 赤:スプレッドが広い

曜日別に見ると、月曜日のスプレッドが最も広く(平均2.25pips)、週後半(水〜金)は比較的狭く安定しやすい傾向(平均1.30〜1.32pips)が見られます。

特に注意したいのが月曜8時台で、ヒートマップ上でも最も濃いゾーンになっており、6.03pipsと突出しています。

スプレッド安定性分析

XMゼロ口座のスプレッドが、どれくらい安定しているかを見ていきます。

 なお、本グラフは、スプレッドが一時的に大きく広がる8時台を除外し、通常時の安定性を見やすくしています。

ラインの意味

  • 薄いグレーの帯:スプレッド値(観測値)の8割が収まる範囲(1.20〜2.11pips/幅0.91pips)
  • 黒いライン:スプレッドの中央値(Median:1.24pips) → 外れ値の影響を受けにくい
  • 曜日別のライン:各曜日の時間帯別推移 → どの曜日・どの時間で80%範囲から外れやすいかを視覚的に確認できる

通常時は1.2pips台が中心でスプレッドは安定している一方、曜日・時間帯によっては80%帯を外れて広がる場合もあるため、広がりやすい時間帯は避けるのが無難です。

ゼロ口座ゴールド(XAUUSD)分析の前提条件

使用データ

  • 対象:XM ゼロ口座(XAUUSD / GOLD)のティックデータ(Bid/Ask)
  • 取得方法:MT5からCSVで抽出
  • 計測期間:2025/11/03 01:00 ~ 2025/11/07 23:57(JST)(約1週間分)

時刻の扱い

  • 元データは XMサーバー時間(冬時間:GMT+2)
  • 分析では 日本時間(JST:GMT+9)へ変換して集計

スプレッド(pips)の計算方法

  • スプレッド = Ask − Bid
  • 本データの価格表示(小数2桁)に合わせ、1pip = 0.10としてpips換算
    (例:差が2.00なら 2.00 ÷ 0.10 = 20.0pips)

集計方法

ティック(瞬間値)は一時的なスパイクでブレが大きくなるため、本記事では1時間ごとの平均スプレッド(1時間平均)を作成し、通常時の安定性を評価しています。

スプレッドの「最大値」には、瞬間的な拡大(スパイク)が含まれるため、ティック(瞬間値)と1時間平均では数字の意味が異なります。

指標最小最大意味
ティック(瞬間値)1.20 pips20.0 pips一瞬のスパイクも含む瞬間最大値
1時間平均1.20 pips6.03 pips1時間の平均としての最大値

ティック最大(20.0pips)は瞬間的な拡大を含むため大きくなりやすい一方、1時間平均の最大(6.03pips)はスパイクが平均化されるため、「その時間帯は広がり気味だった」ことを示す数値になります。

つまり、普段の安定性は1時間平均で判断しつつ、突発的なスパイクの上限として瞬間最大値(ティック)も把握しておく、という見方ができます。

分析から除外・補足した時間帯

ゴールドは毎日メンテナンス時間があり、冬時間では日本時間6:58〜8:02に取引が停止します。このため、7時台のデータは存在せず、分析から除外しています。

また、土曜日早朝(6時台)のデータは参考値として集計していますが、週末クローズ前の特殊な時間帯のため、推奨取引時間帯からは除外しています。

トレードスタイル別・ゼロ口座の使い方

ここまでの分析を踏まえ、ゼロ口座でゴールド(XAUUSD)を取引する場合の活用法を整理します。

スキャル・デイトレには不向き

結論として、ゼロ口座はゴールドのスキャルピング/デイトレードには基本的に不向きです。

理由は、スプレッドは狭くても「往復手数料」が高く、実質コストが大きくなりやすいためです。

実質コスト

  • NY時間帯:1.28pips + 4.0pips = 約5.3pips
  • 全体平均:1.49pips + 4.0pips = 約5.5pips

たとえば10pips狙いでも、コスト差し引き後に残るのは約4〜5pips程度。

値幅が小さいほどコスト比率が大きくなり、期待値が合いにくくなります。

ゴールドを短期で回すなら、手数料のないKIWAMI極口座のほうが素直に選びやすいです。

スイングなら「条件付き」で活用余地あり

ゼロ口座は(KIWAMI極と違い)スワップが発生します。

そのため、スイングで使うなら、次の条件を満たす場合に限って検討余地があります。

条件

  • 当日のスワップがプラスになる方向で保有できる
  • 手数料込みの往復コストを上回る値幅(最低30〜50pips以上)が見込める
  • スワップは日々変動するため、建てる前に必ず当日の条件を確認する

短期売買よりは影響が小さいとはいえ、コストを回収できないとメリットが残りません。

ゼロ口座が活きるのはFX通貨ペア

ゼロ口座の強みが最大化されやすいのは、ゴールドよりも FX通貨ペアです。

通貨ペアは取引額の構造上、ゴールドほど「手数料」が高くなりにくいため、狭いスプレッドの恩恵を受けやすくなります。

XMのゼロ口座×ゴールドでよくある質問(FAQ)

Q1. XMゼロ口座はゴールド(XAUUSD)の短期売買に向きますか?

A. 基本的には向きません。

スプレッドは狭い一方で、往復手数料を含めた実質コストが約5.3〜5.5pipsになりやすく、数pips狙いだと期待値が合いにくいためです。

Q2. ゼロ口座の取引手数料はどれくらいですか?

A. 目安は「取引額10万ドルあたり往復10ドル」です。

たとえばゴールド価格4,000ドル・1ロット(100オンス)なら取引額は40万ドルなので、往復手数料は約40ドル(約4.0pips相当)が目安になります。

Q3. それでもゼロ口座でゴールドを取引するなら、狙い目の時間帯は?

A. NY時間(日本時間21:00〜翌5:59)が相対的に狭いです。

特にロンドンとNYが重なる21:00〜翌2:00頃は流動性が高く、スプレッドが安定しやすい傾向があります。

Q4. 逆に、避けたほうがいい時間帯はありますか?

A. 早朝(6:00〜8:59)は広がりやすく、特に8時台は最大6.03pipsまで拡大した記録があります。

短期で触るなら、この時間帯は基本的に避けるのが無難です。

Q5. スイングならゼロ口座を使うメリットはありますか?

A. 条件付きで検討余地があります。

「当日のスワップがプラス方向で保有できる」「手数料込みの往復コストを上回る値幅(最低30〜50pips以上)が見込める」などが前提です。

スワップは日々変動するため、取引をする前に当日の条件確認は必須です。

まとめ

XMゼロ口座はスプレッドこそ狭いものの、ゴールド取引では手数料が高く、短期売買には向いていません。

ゼロ口座の手数料は「取引額10万ドルあたり往復10ドル」で計算され、ゴールド(約4,000ドル)では往復約40ドル(約4.0pips相当)になります。

ゴールドの実質コスト

  • スプレッド(平均1.49pips)+手数料(約4.0pips)=約5.5pips(NY時間でも約5.3pips)
  • KIWAMI極口座(約2pips・手数料なし)と比べると、ゼロ口座は2倍以上

このように、実質コストが高くなるため、スキャルピングやデイトレード(数pips狙い)では期待値がマイナスになりやすいです。

それでもゼロ口座でゴールドを取引するなら、スプレッドが狭いNY時間(21:00〜翌5:59)を中心に、十分な値幅を狙える戦略を立てる必要があります。

今なら新規口座開設ボーナス(13,000円相当)が、どの口座タイプでも利用できます。

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※ボーナスの内容は時期により変更される場合があります。


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