XM KIWAMI極口座の使い方|ゴールドスプレッドの実測データから見る最適な取引時間帯

XM KIWAMI極口座のゴールドスプレッドと最適な取引時間帯を解説する記事のアイキャッチ画像 XMTrading


 XMのKIWAMI極口座でゴールド(XAUUSD)を取引する場合、時間帯によってスプレッドコストが大きく変わることが、実測データから分かりました。なんとなくエントリーしていると、知らないうちに「割高な時間帯」ばかりで取引している可能性があります。

 本記事では、KIWAMI極口座のゴールドスプレッドを実測データから分析し、「いつ取引すればコストを抑えやすいか」を時間帯・曜日・安定性・トレードスタイルの4つの視点から整理します。最終的に、スキャルピングやデイトレにおける使い方まで落とし込んでいきます。


  1. 最もスプレッドが狭かった時間帯と特徴
    1. 最安時間帯の平均スプレッド
    2. 最安になる市場の特徴
    3. 最小スプレッドが観測された時間帯
  2. 最もスプレッドが広がった時間帯
    1. 早朝時間帯にスプレッドが広がる理由
    2. 最大スプレッドの記録値
    3. 取引を避けるべき根拠
  3. ゴールドのスプレッド実測データ(時間帯別)
    1. 時間帯別スプレッド一覧
    2. 東京時間(9:00〜16:59)のスプレッド傾向
    3. ロンドン時間(17:00〜翌1:59)のスプレッド傾向
    4. NY時間(21:00〜翌5:59)のスプレッド傾向
    5. 早朝時間帯(6:00〜8:59)のスプレッド傾向
  4. 曜日×時間帯別スプレッド一覧(ヒートマップ)
    1. 曜日別の狙い目時間帯
    2. 曜日別の避けるべき時間帯
  5. スプレッドの安定性分析(中央値・80%レンジ)
    1. 中央値(Median)の位置づけ
    2. 80%範囲(安定帯)の幅
    3. 最小値・最大値から見るリスク
    4. 約定力との関係性
  6. 分析の前提条件
    1. 使用データと計測方法
    2. 分析から除外・補足した時間帯
  7. トレードスタイル別・KIWAMI極口座の使い方
    1. 【スキャルピング】NY時間の「安定帯」を狙う
    2. 【デイトレード】東京時間は「期待値」を調整して攻める
    3. 【スイングトレード】「朝8時のスプレッド拡大」を回避する
  8. KIWAMI極口座×ゴールド よくある質問(FAQ)
    1. Q. スプレッドは時間帯によって変わりますか?
    2. Q. 取引手数料はかかりますか?
    3. Q. スワップポイントは発生しますか?
    4. Q. 日本時間の朝7時頃に注文が通りません。なぜですか?
    5. Q. 最大レバレッジは何倍ですか?
  9. まとめ:ゴールド取引で低コストを実現するためのポイント

最もスプレッドが狭かった時間帯と特徴

 最もスプレッドが狭い時間帯はNYの時間帯です。特にロンドンとNYが重なる時間帯からNY後半にかけて、安定して低コストで取引しやすくなります。ここでは、最安時間帯のスプレッドやその特徴を詳しく整理していきます。

最安時間帯の平均スプレッド

 最も平均スプレッドが低かったのは、NY時間帯(21:00〜翌5:59/日本時間)です。時間帯別の実測データでは、NY時間帯の平均スプレッドは1.9683pipsで、他の時間帯よりもわずかに低い水準に収まっています。

 その他の時間帯の平均スプレッドは次のとおりです。

  • 東京時間(9:00〜16:59):2.0215pips
  • ロンドン時間(17:00〜翌1:59):1.9819pips
  • 早朝(6:00〜8:59):2.2304pips

 全体の単純平均は約2.0117pipsでした。これと比べると、NY時間帯は0.0434pipsだけコストが低く、全体平均より約2.15%スプレッドが狭くなります。

 東京時間の平均2.0215pipsと比較すると、NY時間帯は0.0532pips有利です。率にすると約2.6%の差です。一見すると小さな差に見えますが、取引回数が増えるほど無視できなくなります。

 たとえば、1ロットで月に100回ゴールドをトレードする場合を想定します。1pips=1ドルとすると、東京時間で取引するのに比べてNY時間帯に集中させるだけで、年間のコスト差は以下のようになります。

  • 年間コスト差:0.0532pips × 100回 × 12ヶ月 ≒ 63.8ドル(約9,600円/1ドル=150円想定)

スプレッド差は小さく見えても、年間ベースでは無視できない金額になることが分かります。

最安になる市場の特徴

 スプレッドコストが最安になるNY時間の特徴は以下の通りです。

  • 21:00〜翌2:00頃(日本時間)は、ロンドン市場とNY市場が重なる時間帯
  • 欧米の機関投資家やヘッジファンドなど、大口プレイヤーが最も活発に売買
  • オーダーが厚くなることで、スプレッドが自然と狭くなる傾向がある

 このように、流動性が高く板が厚い時間帯ほど、ブローカー側も狭いスプレッドを提供しやすくなるため、NY時間帯は安定して低コストになりやすいと言えます。指標発表の直前・直後など一時的にスプレッドが広がる局面を避ければ、短期売買にとって非常に扱いやすいゾーンです。

最小スプレッドが観測された時間帯

 最小スプレッドは1.7697pipsで、NY時間帯後半の深夜帯に記録されました。

 ただし、この最小値はあくまで「その瞬間のベスト記録」にすぎません。

 実際の取引コストを見積もる際は、平均値や中央値を基準にし、最小値は「参考程度」にとどめるのが現実的です。

最もスプレッドが広がった時間帯

 実測データでは、早朝時間帯(6:00〜8:59/日本時間)は、他の時間帯よりもスプレッドが広がりやすい結果となりました。特に最大スプレッドや異常値が出やすく、短期トレードには不利な環境です。
 ここでは、なぜ早朝にスプレッドが悪化しやすいのか、その中でも特に注意すべき時間帯と、取引を避ける根拠を整理します。

早朝時間帯にスプレッドが広がる理由

 早朝時間帯にスプレッドが広がりやすい理由は以下の通りです。

  • 欧米市場がクローズし、アジア勢もまだ本格参入していないため、 市場参加者が少ない
  • ロールオーバーやサーバーメンテナンスなど、流動性が一時的に低下しやすい時間帯
  • 前日の指標やニュースの余波が残り、価格が落ち着ききっていないケースもある

 こうした条件が重なることで、成行注文が思わぬ価格で約定したり、逆指値・ロスカットが想定より不利な水準で執行されるリスクが高まります。短期売買やレバレッジを効かせたトレードでは、早朝エントリーは極力避けた方が安全です。

最大スプレッドの記録値

 計測期間中に観測された最大スプレッドは2.8374pipsで、日本時間の8時台に記録されています。多くの場合、このような極端な値は、以下のタイミングで発生します。

  • 早朝の流動性低下
  • 重要指標前後の急変動
  • 市場オープン直後の価格調整

 平常時のNY時間平均スプレッド1.9683pipsと比べると、最大スプレッドは0.8691pips以上離れており、コストは約44%悪化しています。このゾーンでエントリーすると、リスクとコストの両面で非常に不利になります。

  • 利益確定までの必要値幅が大きくなる
  • ロスカットラインに到達しやすくなる
  • 証拠金維持率が悪化しやすい

取引を避けるべき根拠

 以上を踏まえると、避けるべき時間帯は「早朝+指標前後」の組み合わせだと言えるでしょう。

  • 早朝(06:00〜08:59)は、平均スプレッドが2.2304pipsと、全時間帯の中で最も高い水準
  • 最大スプレッドも他の時間帯より大きくなりやすく、スプレッドの安定性も低い
  • 重要指標の発表前後は、早朝でなくても一時的なスプレッド拡大と価格急変動が重なる

 短期売買を前提とするなら、これらの時間帯は「原則エントリーしない」か、「どうしても取引する場合はロットを大幅に抑える」というルールを決めておくとよいでしょう。コストとリスクの両方をコントロールするうえで、時間帯フィルターは非常に効果的です。

ゴールドのスプレッド実測データ(時間帯別)

 ここでは、1週間分の実測データを日本時間の4つの時間帯(東京・ロンドン・NY・早朝)に分けて集計した結果を示します。どの時間帯が「標準的なコスト」で、どこが「割高/割安」なのかを把握することで、自分のトレード時間を決めやすくなります。

時間帯別スプレッド一覧

 まずは、時間帯ごとの最小・最大・平均スプレッドを表にまとめます。

時間帯(日本時間)最小(pips)最大(pips)平均(pips)
9:00〜16:59(東京時間)1.82742.26672.0215
17:00〜翌1:59(ロンドン時間)1.83232.22051.9819
21:00〜翌5:59(NY時間)1.76972.14591.9683
6:00〜8:59(早朝)1.79452.83742.2304

 この表から、NY時間帯とロンドン時間帯が「低コスト帯」、東京時間は中間、早朝が最も割高という大まかな傾向が読み取れます。

東京時間(9:00〜16:59)のスプレッド傾向

 東京時間は、スプレッド水準としては「中程度」で安定している時間帯です。

  • 寄付き直後や引け前は、ポジション調整などで一時的にスプレッドが広がることがある
  • それ以外の時間帯は、平均2.0pips前後で比較的安定して推移
  • アジア圏の経済指標や要人発言がある時間は、一時的なスプレッド拡大や価格急変に注意が必要

 大きなトレンドを一気に取りにいく時間帯というより、日中の比較的落ち着いた値動きを使って、デイトレやスイングの新規エントリーを仕込んだり、保有中のスイングポジションの一部利確・ロット調整を行うのに向いた時間帯と考えられます。

ロンドン時間(17:00〜翌1:59)のスプレッド傾向

 ロンドン時間は、全体的にスプレッドが狭くなりやすく、取引コストとボラティリティのバランスが良い時間帯です。

  • 欧州勢の参入によって、取引量が増加し流動性が高まる
  • ロンドンオープン直後は一時的な値動きが出やすいものの、中盤以降は比較的安定して低スプレッドを維持しやすい
  • 日足ベースのトレンドがはっきりしているときは、順張りのトレンドフォローが機能しやすい時間

 そのため、デイトレード〜短期スイングまで幅広いスタイルに対応しやすい「主力時間帯」として位置づけられます。

NY時間(21:00〜翌5:59)のスプレッド傾向

 NY時間は、後半にかけて最安レベルのスプレッドになりやすいのが特徴です。

  • 21:00〜24:00頃はロンドン市場との重複時間帯で、1日の中で最も流動性が高くなる
  • 重要指標(雇用統計・FOMCなど)の前後では、一時的にスプレッドが急拡大するため要注意
  • 指標通過後しばらくたつと、再び安定した低スプレッド帯に戻りやすい傾向がある

 総じて、NY時間はスキャルピングや高頻度の短期売買に最も向いた時間帯といえます。

早朝時間帯(6:00〜8:59)のスプレッド傾向

 早朝時間帯は、全時間帯の中で最もスプレッドが広がりやすく、安定性も低いゾーンです。

  • 成行注文や逆指値のスリッページリスクが高く、コストとリスクの両面で割に合わない場面が多い
  • 朝7時台(夏時間は6時台)ゴールドのメンテナンスなので取引は停止

 原則として、特別な理由がない限り、早朝の新規エントリーは控える時間帯と考えておくのが無難です。

曜日×時間帯別スプレッド一覧(ヒートマップ)

 時間帯だけでなく、曜日によってもスプレッドの「安定しやすい時間帯」「荒れやすい時間帯」が異なります。ここでは、曜日×時間帯ごとの平均スプレッドをヒートマップで可視化しており、色の濃淡で「狙い目」と「要注意ゾーン」が一目で分かるようになっています。

ヒートマップの配色

  • 青=平均スプレッドが狭い
  • 黄=中間
  • 赤=平均スプレッドが広い

曜日別の狙い目時間帯

平均してスプレッドが狭いのは、木曜日や金曜日のロンドン時間〜NY時間といった組み合わせです。

  • 木曜日は「最狭」のゴールデンタイム
    データを見ると、週を通して木曜日のスプレッドが全体的に安定して狭いことが分かります。特に木曜日の早朝5:00(日本時間)は「1.7697 pips」と、データ期間中で最も狭い数値を記録しており、スキャルピングなどのコスト重視のトレードに最適です。
  • ロンドン・NY時間の安定感
    水曜・木曜・金曜の17:00〜23:00(ロンドン~NY時間)や、深夜帯は、おおむね「1.8 pips〜2.0 pips台」で推移しています。この時間帯は市場の流動性が高いため、スプレッドがタイトになりやすく、積極的に利益を狙いやすいゾーンと言えます。

狭いスプレッドで取引したい場合は「週後半(水・木・金)のロンドン・NY時間」を探すのが現実的でしょう。

ただし、雇用統計など、指標が集中する日だけは例外的にスプレッドが広がる場合があるため、経済指標カレンダーの確認は必須です。

 このように、「曜日×時間帯」で見たときに安定して色が青や黄色に近いゾーンを、自分のメイン取引時間に設定すると、長期的な平均コストを抑えやすくなります。

曜日別の避けるべき時間帯

 ヒートマップで色が赤に近いマスは「要注意ゾーン」で特に注意すべきなのは、以下の時間帯です。

7:00〜8:00(日本時間)

 7時台(冬時間)はXMゴールドの**「メンテナンス時間(取引時間外)」です。

XM KIWAMI極口座(ゴールド)の取引時間

(取引開始) 1:02 → 日本時間: 8:02 (取引終了)23:58 → 日本時間: 6:58 

また、市場が再開した直後の「8:00台」は、流動性がまだ低く、スプレッドが拡大しやすくなります。データ上でも月曜8:00は平均「2.79 pips」、火曜8:00は「2.83 pips」と、日中平均(約2.02 pips)の約1.4倍のコストがかかります。

週明けの早朝(月曜日)

週明けの早朝は、土日の間に起きたニュースや経済事象を一気に価格へ織り込むため、注文が殺到したり、逆に取引相手が見つからなくなったりしやすい時間帯です。

データを見ても、月曜日は他の曜日に比べて全体的にスプレッドが広く、特に午前中は不安定な推移を見せています。これは、「週明けの窓開け(価格の急変動)」による損失リスクを避けるため、XMにレートを配信している金融機関(銀行など)が、あらかじめスプレッドを広げて警戒しているためです。

対策

毎朝8:00〜9:00の間、特に月曜日の午前中は、「チャートを見るだけ」に留めるのが賢明です。スプレッドが落ち着き、日中の標準的な水準に戻るのを確認してからエントリーすることで、無駄な損失を回避できます。

スプレッドの安定性分析(中央値・80%レンジ)

 スプレッドの「狭さ(水準)」だけでなく、「どれくらいブレるか(安定性)」も、トレードコストを考えるうえで非常に重要な指標です。

ここでは、曜日別平均スプレッドをグラフ化して、中央値・80%範囲・最小値/最大値という3つの指標を用いて、スプレッドの安定性を評価しています。

中央値(Median)の位置づけ

 中央値とは、データを小さい順に並べたときに真ん中に来る値のことです。平均値と異なり、突発的なスパイク(異常値)の影響を受けにくいため、**「通常時の実質的なコスト」**を知るのに適しています。

  • 平均値: 約 2.01 pips 
  • 中央値:1.99 pips

 分析の結果、XM極み口座(ゴールド)の中央値は、平均値よりも低い「1.99 pips」となりました。

 平均値の方が高いのは、朝8時台などの一時的なスプレッド拡大が数値を引き上げているためです。逆に言えば、そういった特殊な時間帯を除いた「ごく普通の相場環境」であれば、期待できるコストは1.99 pips(またはそれ以下)であると判断できます。

80%範囲(安定帯)の幅

 「80%範囲」とは、全体データの8割が収まる変動幅のことで、グラフに描画されている「薄いグレーの帯」が該当します。

 このデータを基に「時間帯ごとの変動幅」をさらに詳しく見ていくと、以下のように明確な違いが見えてきます。

  • 最も安定している時間(22時台): 変動幅 0.15 pips
  • 最も不安定な時間(8時台): 変動幅 0.62 pips 

 22時台(NY市場)の変動幅はわずか「0.15 pips」です。これは、スプレッドのブレが極めて小さく、トレード時のコスト計算が狂いにくいことを意味します。

 対照的に、朝8時台はその4倍以上も変動幅が広く、タイミングによってコストが大きく跳ね上がるリスクが高いことが分かります。

 トレード計画を立てる際は、平均値だけでなく、こうした「ブレ幅」が小さい時間帯を選ぶことが、予期せぬコスト増を防ぐことになります。

最小値・最大値から見るリスク

 最小値と最大値は、「どこまでスプレッドが振れる可能性があるか」を示す上下の限界値です。

  • 最小値(Min): 1.77 pips(5:00台)
  • 最大値(Max): 2.84 pips(8:00台) 

 最安値と最高値の間には、1.0 pips以上の開きがあります。

 これは、トレードする時間帯が異なるだけで、最初から1,000円以上のハンデ(1ロット取引時)を背負うリスクがあることを示しています。特に最大値付近のスプレッドが発生しやすい時間帯は、エントリー自体を避けるのが賢明です。

約定力との関係性

 スプレッドの安定性(80%範囲の狭さ)は、**「約定力(滑りの少なさ)」**を測るバロメーターとしても機能します。

 22時台のように変動幅が「0.15 pips」と極めて狭い時間帯は、流動性が高く、成行注文や逆指値も想定通りの価格で約定しやすい傾向があります。

 一方で、スプレッドが乱高下する時間帯は、注文価格と約定価格がズレる「スリッページ」のリスクも高まります。

 まずは、グラフのグレーの帯の範囲内の時間帯でトレード計画を立てると良いでしょう。

分析の前提条件

 本記事の分析結果は、以下のデータ条件に基づいています。

使用データと計測方法

  • XM KIWAMI極口座のゴールドのティックデータをMT5から抽出
  • XMサーバー時間(冬時間:GMT+2/夏時間:GMT+3)
  • サーバー時間を日本時間(JST)に変換
  • 1時間ごとの「平均スプレッド」「最大値/最小値」などを算出

分析から除外・補足した時間帯

  • 朝7時前後(メンテナンス時間)
    XMのゴールドは以下の時間でメンテナンスにより取引停止となり、レート配信が止まります。
    • 冬時間(GMT+2)の場合:日本時間では 「06:58〜08:02」
    • 夏時間(GMT+3)の場合:日本時間では 「05:58〜07:02」 

今回の計測期間(11月・冬時間)では、7時台のティックデータが存在しないため、時間帯別の分析から除外しています。

  • 土曜日早朝のデータの扱い
    MT5上では「土曜日 00:00〜6:58(JST)」相当のデータも取得していますが、週末クローズ前後は流動性が大きく低下し、通常時のトレードには適さない時間帯です。
    そのため本記事では、以下の方針をとっています。
    • 全体の平均値などを算出する際には参考データとして集計に含める
    • 「推奨すべき取引時間帯」の候補からは除外する
       

トレードスタイル別・KIWAMI極口座の使い方

 これまでのデータ分析を踏まえ、KIWAMI極口座のスペックを最大限に引き出すための具体的な戦略を、トレードスタイル別に解説します。

【スキャルピング】NY時間の「安定帯」を狙う

 薄利を積み重ねるスキャルピングにおいて、スプレッドの「広さ」と「ブレ(不安定さ)」は命取りです。したがって、データ上最も有利な時間帯を狙いましょう。

  • 時間帯: 21:00 〜 翌02:00(ロンドン・NY市場)
  • データ的根拠この時間帯は全体的にスプレッドの変動幅が狭く、特に22時台には変動幅が「0.15 pips」という安定性を記録しています。前後の時間帯も0.16〜0.19 pips程度で推移しており、1日の中で最もコスト計算が狂いにくいゾーンです。
  • 戦略 流動性が高く約定も安定しているため、秒単位の売買でもコスト負けしにくくなります。逆に、変動幅が広い朝8時台や、指標発表直後の混乱期は、スプレッドによる損失リスクが高まるためエントリーを控えます。

【デイトレード】東京時間は「期待値」を調整して攻める

 1日の値幅を取りに行くデイトレードでは、必ずしもNY時間だけでなく、日中の東京時間もチャンスになります。ただし、時間帯による「波の性質」の違いを理解しておく必要があります。

  • 時間帯 10:00 〜 15:00(東京市場の一部)
  • データ的根拠 朝の混乱(8時台)を過ぎれば、スプレッドは比較的落ち着きます。ただし、NY時間に比べるとボラティリティ(値動き)は小さくなる傾向があります。
  • 戦略: 「NY時間なら20pips狙える波でも、東京時間は15pipsで利確する」といったように、目標利幅(リワード)を少し下げて設定します。時間帯ごとのボラティリティに合わせてシナリオを修正することで、無理のない運用が可能になります。

【スイングトレード】「朝8時のスプレッド拡大」を回避する

 日をまたいでポジションを保有する場合、最も警戒すべきは**「早朝のメンテナンス明け(日本時間 8:00前後)」**です。

  • 最大のリスク データによると、朝8時台のスプレッドは最大「2.84 pips」まで拡大します。
  • 戦略 ストップロス(損切り注文)を現在の価格ギリギリに置いていると、朝のスプレッド拡大に巻き込まれて「狩られる」リスクがあります。 ポジションを持ち越す際は、この拡大分(約3.0 pips程度)のバッファを見込んでストップロスを広めに設定するか、メンテナンスに入る前に一度決済して逃げるかどうかの判断も必要です。

KIWAMI極口座×ゴールド よくある質問(FAQ)

 最後に、KIWAMI極口座でゴールド(XAUUSD)を取引する際に、押さえておくべきポイントをQ&A形式でまとめます。

Q. スプレッドは時間帯によって変わりますか?

 はい、大きく変動します。記事内のデータ分析でも示した通り、スプレッドは常に一定ではありません。

特に早朝(日本時間8:00前後)は、曜日によっては2.8pips前後までスプレッドが拡大し、全体平均でも約2.5pipsと他の時間帯より割高な傾向があります。
一方で、22時台(NY時間)は平均約2.0pipsで、最小値と最大値の差も小さく、変動幅が比較的狭い安定した時間帯です。
コストを抑えるためには、この「時間帯による変動リズム」を踏まえて取引時間を選ぶことが重要です。

Q. 取引手数料はかかりますか?

 いいえ、かかりません。KIWAMI極口座は、スプレッド以外の取引手数料が無料です。

  ECN口座(ゼロ口座など)のように「スプレッド+往復手数料」という複雑な計算をする必要がないため、スプレッド=実質コストとしてシンプルなコスト計算ができます。

Q. スワップポイントは発生しますか?

いいえ、発生しません(スワップフリー)です。

KIWAMI極口座のゴールドはスワップフリー対象銘柄で、買い・売りどちらのポジションでもスワップポイントの受け渡しが一切ありません

そのため、日をまたぐスイングトレードでも、マイナススワップによるコストを気にせずポジションを保有し続けることが可能です。

ただし同時に、プラススワップによる利益も発生しない点には注意が必要です。

Q. 日本時間の朝7時頃に注文が通りません。なぜですか?

 メンテナンス時間(取引時間外)だからです。XMのゴールドは、毎朝以下の時間帯で取引が停止します。

  • 冬時間: 日本時間 6:58 〜 8:02
  • 夏時間: 日本時間 5:58 〜 7:02

 この時間帯はレート配信が止まり、新規注文・決済だけでなく、指値・逆指値も発動しません。ポジションを持ち越す場合は、このメンテナンス時間をまたぐリスクを考慮する必要があります。

Q. 最大レバレッジは何倍ですか?

最大1,000倍です。ゴールド取引においても、KIWAMI極口座では最大1,000倍のレバレッジが適用されます。「低スプレッド × ハイレバレッジ」の組み合わせにより、少ない証拠金でも資金効率を高めた運用が可能です。

なお、XMでは有効証拠金残高が一定額を超えると、自動的にレバレッジが引き下げられるルールがあるため、大きなロットで運用する場合は事前に最新の条件を確認しておくと安心です。

まとめ:ゴールド取引で低コストを実現するためのポイント

 実測データから、もっともスプレッドが狭く、安定しやすいのはロンドン〜NY時間帯、とくに22時台を中心とするNY時間帯であることが分かりました。

この時間帯は流動性が高く、スプレッドがおおむね2.0pips前後に収まりやすいゾーンです。

スキャル・デイトレ双方にとって、メインの取引時間としてもっとも推奨できる時間帯と言えます。

 一方で、早朝や指標前後などは「避けるべきゾーン」です。とくに日本時間の8時台は、2.5〜2.8pips前後と他の時間帯よりスプレッドが大きくなりやすく、短期売買には不向きです。

また、雇用統計やFOMCなど重要指標の前後は、一般的にスプレッドとボラティリティが同時に跳ね上がります。

こうした時間帯は、「あえてトレードしない」という選択も立派な戦略です。

XM KIWAMI極口座のゴールドスプレッドは、時間帯によって1.0pips以上の差が生じることが、実測データから確認できました。

自分のトレードスタイル(スキャル・デイトレ・スイング)と生活リズムを踏まえ、以下の点をあらかじめ決めておくだけでも、トレードコストを大きく抑えられます。

  • 「どの時間帯に取引するか」
  • 「どの時間帯は手を出さないか」

 さらに、自分でもデータを取り続ければ、より精度の高い「自分専用の最適時間帯」を見つけることができます。

こうした「戦略×データ」の積み重ねによって、ゴールド取引のコストとリスクをコントロールすれば、長期的なパフォーマンスの安定化につながっていきます。

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